調理時間:45分
鮭をつかった汁物、北海道の郷土料理「三平汁」です。
たっぷり鮭をつかって、その他具材もたくさん入った汁物ですが、ほぼ塩だけで味付けされていることが多い、シンプルな味わいの汁です。
その分、なんとも鮭から出たダシが「うまい。。」と沁みる、滋味深い味わいになります。
じゃがいも、にんじんが入っていることが多い料理ですが糖質が高めなので使わず、具材は低糖質な大根、こんにゃくを多めに。やっぱり鮭、鮭のダシが主役ですので、じゃがいも、にんじんはなくても十分満足です。
たっぷりの鮭が入ったうまみたっぷりの汁物で、しっかり糖質制限してください。
三平汁の材料
食材
3~4人前
- 鮭の切り身(甘塩) … 4~5切れ
- 大根 … 1/4本 ※500g程度。
- こんにゃく … 1枚 ※200~300g。
- 長ネギ … 1本
- しょうが … 1かけ
- 水 … 1000ml(5カップ)
- 昆布 … 適量
- 酒 … 100ml(1/2カップ) ※糖質制限対応の、糖質0の日本酒を使ってください。
- 醤油 … 大さじ1
- 塩 … 小さじ0.5
道具
- 特になし
三平汁の作り方
1 材料の準備
材料を準備します。

作り始める1時間ほど前に、鍋に「6. 水」を張り「7. 昆布」を入れておきます。

2 下ごしらえをする
「3. こんにゃく」の下茹でをします。
こんにゃくは手でちぎって、お湯で2分程茹でます。ザルにあげておきます。


手でちぎって、指で穴を開けたりして荒くしてください。さっぱりした汁物ですが、味が絡みやすく、しみやすくなります。
「1.鮭の切り身(甘塩)」を2つにカットします。ボールにいれて分量外の酒大さじ1を振りかけます。


鍋にお湯を沸かし、沸いたら鮭を入れて1分、サッと下茹でします。


鮭の鮮度や好みもありますが、下茹でによって臭みが取れるし、スッキリとした味わいになります。
3 野菜をカットする
「2. 大根」を厚さ5mm程度のいちょう切りにします。

「5. しょうが」は薄切りにします。

「4. 長ネギ」は厚さ5mmの斜め切りに。

4 材料を煮る
水と昆布を入れた鍋に「8. 酒」と下茹でした鮭をいれて、火にかけます。

アクが出てくるので適宜取り除き、沸騰直前に昆布を取り除きます。


沸騰したら、しょうが、大根をいれて、「9. しょうゆ」「10. 塩」をいれて味をつけます。
弱火、すこしクツクツする程度で20分煮ます。

20分たったら、長ネギをいれて、5分。弱火で煮ます。

最後に味を見て、いい塩梅に塩で整えてください。
鮭の塩加減で具合が変わりますので、お好みの塩気に塩で調整してください。
5 完成
器に盛り付けて完成です。

三平汁のまとめ
北海道では三平汁は、塩引きしたタラやニシンなど、鮭だけでなく作るそうです。ニシンで作った三平汁は食べたことがないですが、保存したニシンから出たひねた味のダシがよく合いそうですね。
それでも三平汁で一般的なのはやっぱり鮭。鮭は年中お手頃価格で手に入る便利な食材。安いタンパク源なので、糖質制限ダイエットで重宝します。
糖質的には最高ですが、気になるのは塩分ではないでしょうか。今回のような汁物の場合はつゆで調整可能ですが、焼いたものをバクバク食べるには塩分がすこし気になります。夜食べるなら、朝に水と昆布と一緒にジップロックに入れて、塩抜きしておくとか。ちょっと気を使ったほうが良いかもしれません。
それでも糖質制限では重宝する安いタンパク源、しかもDHA、EPAなどオメガ3脂肪酸が豊富。冷凍でも安く手に入り、常備しておけばいろいろ使えます。日本には昔から鮭を食べる習慣があるので、レシピも豊富ですしね。
でも、魚の脂は酸化しやすいので、冷凍ではしっかり真空パックされたものをおすすめします。霜がはったような物は避けてください。