調理時間:40分
糖質制限に向いた一品、茶碗蒸しです。
そもそも、ふつうの茶碗蒸しは、たまごとダシ、具材がとり肉、シイタケ、かまぼこ、銀杏、三つ葉などで出来ています。ほとんどの登場選手が低糖質なので、糖質制限ダイエットに向いていますよね。
なので、特に気にする必要なく、茶碗蒸しを美味しく作って食べれば、糖質制限的には良さそうです。
せっかくですので、つくるのを簡単単純に、より糖質制限にするために、具材をとり肉とシイタケにしぼります。
そして、ダシをとったりせず、糖質制限対応めんつゆだけで味付け。めんつゆには十分カツオ節とコンブでダシがでていますので、出汁は取りません。
単純なだけに、とり肉からの動物性のスープとしいたけのダシ、香りがシンプルに強く感じられ、満足度が高いです。
シメにも最高です。
シンプル茶碗蒸しの材料
食材
ちょうどよい器4つで、4人分です。
- たまご … 2個
- 水 … 300ml ※たまごの容量の3倍。
- めんつゆ … 小さじ4 ※卵液100ml毎に小さじ1の割合。
- とり肉 … 50g
- シイタケ … 1枚
道具
- 蒸し器
- 蒸し器や、鍋底に蒸し棚をおけるタイプの鍋(↓画像参照)。

シンプル茶碗蒸しの作り方
1 材料の準備
材料を準備します。

シンプルですね。
2 具材をカットする
「4. とり肉」をカットします。指先くらいの大きさに。少し小振りな方が、ダシが出やすいです。

カットしたら、下味と臭み抜きで、分量外の塩を少々振って揉み込み、置いておきます。

「5. シイタケ」を薄切りにします。軸も、もったいないので一緒に。

3 卵液を準備する
「2. たまご」を計量カップに割り入れ、箸で白身を切るように、でもやさしくゆっくり混ぜ合わせます。

ほぼ100ml(1/2カップ)なので、全体が400mlになるように、「3. めんつゆ」「2. 水」を足します。


たまご100ml + (めんつゆ + 水)300ml = 400ml
全体が400mlなので、「3. めんつゆ」は100ml毎に小さじ1で、合計小さじ4を加えます。その後に水を加え、ちょうど400mlにします。
たまご2個で大体100mlです。面倒ならめんつゆ小さじ4、水300mlを決め打ちしてください。
目の細かいザルなどを通し、カラザや粗めの卵白を取り除きます。卵液の泡もすくっておきます。出来上がりがなめらかに。


4 器に具材と卵液を入れる
塩もみして置いておいたとり肉から出た水分をクッキングペーパーで取ります。そして、シイタケととり肉を器に入れます。

卵液を器の8分目くらいまで入れて、お箸で具材を少し動かして、具材の下に隠れている泡を出します。

器にはアルミホイルをぴっちり被せ、

蒸す前の準備完了です。
アルミホイルなり、ラップなり、蓋が重要です。蓋をしないレシピもありますが、したほうが表面が直接湯気に触れません。
優しく熱が入り、表面がきれいに仕上がります。
5 蒸す
鍋に蒸し棚をおき、水を張り、沸騰させます。

沸騰したらアルミホイルで蓋をした器をいれ、鍋蓋をしめて中火で2分。

まず、鍋の中を熱くします。
そして弱火にして、蓋に隙間を作って、そのまま15分。

15分経ったら、1個取り出してみて、器の中の様子を伺います。

固まっていれば、傾けたときに透明なおつゆが見えます。
明らかに固まっていない、白濁したおつゆが見える場合は5分単位で延長してください。
鍋蓋を締めたまま蒸すと温度が上がりすぎ、器の内部が沸騰してスが入り、食感が悪くなります。
6 完成
完成で、すぐに食べられます。

でも、30分程度鍋の中においてから食べると、具材からダシがでていて、更に美味しくなります。
シンプル茶碗蒸しのまとめ
繊細な味わいですが、具の出汁、たまご、合わせだしで結構パンチがきいた料理だと思います。
特に、具の味がストレートに全体にでてきます。好みで具材を選べば、いろいろアレンジが楽しめます。
きれいに作るためには丁寧に作る必要がありますが、ある程度雑に作っても、味は十分に美味しいです。でも、雑に強火で一気に固めてしまうと、見た目も食感もザラザラになって、なんとなく残念な気持ちに。
弱火でゆっくりゆっくり、火を止めた後もしばらく置いておいて、余熱でやさしく固める、、と意識しておけばそんなに失敗もないでしょう。
和食の分類的には、汁物になるそうですね。スプーンで食べますけど、昔はお箸でぐずぐずに崩して、お吸い物のように飲んだそうです。なにか違うなと感じますけど、ダシは均一になって美味しいのかもしれませんね。