調理時間:30分
「うす口」は塩分控えめの意味では有りません。うす口醤油で作った低糖質なめんつゆです。
糖質制限対応のめんつゆは以下でつくっていますが、濃口醤油がベースです。
甘辛く出汁の効いた味で、いわゆる一般的なめんつゆの味だと思います。
めんつゆを料理につかうことが多いのですが、少し入れただけで結構しっかり醤油風味がつき、甘味料も多めなので甘辛くしあがります。そして色も少量で黒っぽく、濃い目に。けっこう存在感が強めな調味料です。
うす口めんつゆはうす口醤油で風味控えめ、甘味料も入らず甘さ控えめ。素材の味を活かしたいとき、淡くきれいに仕上げたいときに調味料としてつかえます。
そして麺を食べる「めんつゆ」として使うと、あっさりとして醤油風味も控えめなので、薬味や味変に素直に反応してくれます。
ラー油を垂らしたり、にんにくを入れたりして糖質0麺を食べるのが美味しい!
うす口めんつゆの材料
食材
1 | うす口醤油 | 200ml(1カップ) |
2 | みりん風調味料 | 300ml(1.5カップ) ※糖質をカットしたみりんを使います。 |
3 | 出汁 | |
鰹節 | 20g ※多めのひとつかみ程度。 | |
昆布 | 5cm×5cm程度 | |
4 | うす口醤油 | 100ml(0.5カップ) ※「1 うす口醤油」とは別に使います。 |
道具
- こし布
- めんつゆを濾すのにつかいます。リードクッキングペーパー、布巾など。
うす口めんつゆの作り方
1 材料の準備
材料を準備します。
「1 薄口醤油」と「4 薄口醤油」は別に計量しておきます。
2 出汁を煮出す
「1 薄口醤油」「2 みりん風調味料」「3 出汁」を鍋に入れます。
「4 薄口醤油」は別で加えますので、ここでは使いません。
鍋を火にかけます。 中火、鍋の側面に火が回らない程度で沸騰させます。
沸騰したら弱火にして5分、静かに沸かします。
日に掛けることでアルコールが飛び、カドが取れてまろやかな感じになります。
3 醤油を追加する
沸騰して5分立ったら火を止めます。
火を止めた後、「4 薄口醤油」を入れます。
火を消した後に醤油をいれることで、醤油っぽい感じが加わります。キリッ、とした感じになります。
4 冷ます
蓋をしてゆっくり、冷めるまで放置します。
5 濾す
冷めためんつゆです。
ザルに布巾を張り、めんつゆを濾します。
出汁殻に残っためんつゆももったいないのでしっかり絞ります。お玉などでぎゅーっと抑え込むと良いです。
濾し終わっためんつゆです。
6 完成
清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保管します。 500mlのペットボトルにちょうど入る量です。
濃口醤油でつくっためんつゆ(右)と比べると、多少薄くて赤っぽい感じになります。
うす口めんつゆのまとめ
醤油で味をつけると肉や魚の臭みが抑えられます。特に魚介系の生臭みが抑えられて、美味しくしあがります。醤油が生臭みを消したり、その香ばしい香りで生臭みをマスキングしたりします。刺身を醤油で食べるのはそういう理由なんですね。
でも醤油の風味や効果、塩気を使いたいけど、濃口醤油だとちょっとの使用ですぐに真っ黒になります。何を入れても同じ色味で、味、見た目の変化が少なくなります。カレー粉を入れると何でもカレーみたいな感じでしょうか。
濃口醤油でつくっためんつゆで麺をたべると、辛口のそばつゆのようなパンチがあります。それに比べてうす口めんつゆは、色も控えめ、味もすっきり。
でもうす口めんつゆに薬味やちょい足しのタレ、油を入れると、その付け足した何かの風味が中心になります。うす口めんつゆは素材の味でパンチを効かせる、麺のつけだれとしてつかっても、料理につかっても、そんな感じでしょうか。
でもちゃんと醤油の風味があり、どこまでいっても醤油ベースのたれ、調味料。工夫して濃口のめんつゆと使い分けると楽しいです。