調理時間:30分
ピリッとスパイシー、でも辛さ控えめなハラペーニョのソース。ピザやパスタにかける「タバスコ」と同じ材料をつかって作る、タバスコ風ソースです。
イメージ画像はソースに緑タバスコ風ソースをつかった油揚げピザです。
タバスコには赤のやつと緑のやつがありまして、緑のほうがハラペーニョを使ったソースです。ハラペーニョでは酢漬けも作りましたが、唐辛子の仲間では辛さが控えめ。そのハラペーニョ作ったソースなので、辛さは控えめになっています。
焼いた肉、魚にそのままかけても美味しいですし、酸味があるので生の魚介でカルパッチョ風に食べても美味しい。サラダのドレッシングも、控えめにホット&スパイシーになります。
材料には唐辛子、酢、塩のみで、砂糖やその他糖質が高いものは入っていません。さっぱりですが辛味でパンチの効いた、糖質制限に向いたソースです。
あまり辛いと料理に使いづらいですが、辛さが控えめだと案外、何にでもよく使えます。
ハラペーニョはあまり売っていません。ネットでなら以下で手に入ります。
緑タバスコ風ソースの材料
食材
700ml程度
- ハラペーニョ … 500g ※15~20本程度。カット後の重さです。
- 酢 … 250g(ml) ※ハラペーニョの重さの半分。
- 塩 … 10g ※ハラペーニョの重さの2%。
- ハラペーニョはヘタ、種をとった重さです。
- 酢は水とほぼ同じ重さなので、重さ、容量、どちらでも構いません。
- 塩の重さはヘタ、種をとったハラペーニョの重さの2%です。
道具
- キッチン秤
- ミキサー、フードプロセッサー
- ハラペーニョを粉砕します。
緑タバスコ風ソースの作り方
1 材料の準備
材料を準備します。

2 ハラペーニョをカットする
「1. ハラペーニョ」のヘタと種、その周りを取り除きます。
縦に半分、大きいものは1/4にカットします。

手で、中の種と、白い部分(胎座)を取り除きます。

唐辛子の辛味は種がついている白い部分「胎座」に多く含まれています。マイルドにしたいのでとってしまいます。
辛くしたければ、残してください。
ミキサーに入れやすいように、横にもカットします。


生の唐辛子を沢山処理する場合は、使い捨て手袋、メガネをつけてください。手も眼も、カプサイシンの刺激にやられてしまいます。場合によっては、かなりツライことになります。

3 ミキサーで粉砕する
ハラペーニョの重さをはかります。

ハラペーニョは500g、「2. 酢」はハラペーニョの重さの半分なので250gです。

「3. 塩」はハラペーニョの重さの2%なので、10gです。

ミキサー、フードプロセッサーにハラペーニョ、酢、塩をすべて入れます。機械の大きさによりますが、何度かに分けて粉砕します。


粗い感じがなくなるまでよく粉砕してください。

鮮やかな緑色です。ビンに入れて、冷蔵庫で2週間寝かせます。


すぐ食べれないこともないですが、野菜ジュースっぽいです。2週間程置くとソースっぽく、それっぽくなってきます。
4 完成
2週間は熟成したいところです。熟成すると、暗い色合いになります。

緑タバスコ風ソースのまとめ
タバスコはメキシコっぽいイメージがありますが、アメリカのルイジアナ州で生まれたソースです。 マキルヘニー社という会社がメキシコのタバスコ州原産の唐辛子を3年間発酵させて作っているそう。
本家アメリカではステーキやバーベキューのソースの風味づけや、マヨネーズと合わせたり、牡蠣と合わせたりして使っているとのこと。日本ではパスタやピザにかける程度で、そういった料理が出る場所でお目にかかる程度です。でも、知名度は結構たかいですよね?そんなに使わないのに。
ちなみにタバスコをパスタ、ピザへかけるのはほぼ日本だけだそうで、本家アメリカや、パスタ、ピザの本場のイタリアではかけないそうです。。
そんなタバスコですが、単調に辛いだけでなく、お酢の酸味が特徴でさっぱりしています。カルパッチョのように、魚介系、生のものと結構相性が良好。なるほど、本場では牡蠣と合わせたりする理由がわかります。
もちろん、日本でやるようにピザやパスタにかけても美味しい。チーズ、トマトと相性が良いようです。
焼き魚や焼いたお肉かけて味変したり、ドレッシングに使ったり。お酢、塩、フレッシュ唐辛子のみのシンプルさとスッキリさで懐が深い。それでも辛味でパンチが効きます。
今回のレシピは発酵させたりしていませんが十分に美味しく日持ちもし、様々なものに使えます。単調になりがちな糖質制限生活の日々の料理に変化をつけられる、優秀な調味料です。