調理時間:5分
自分はメインの甘味料として、エリスリトールとステビアを混ぜたものを利用しています。
エリスリトールは味に癖がなく、摂取しても体内で利用されずほぼ排出され、血糖値が上昇しません。
糖質制限をはじめた当初は「エリスリトールスイート」という、エリスリトールとステビアを混ぜた、砂糖の5倍の甘さの製品をそのまま利用していました。
エリスリトールとステビアの甘さを砂糖と比べると、エリスリトールは7割(0.7倍)、ステビアは300倍。両者をまぜて砂糖の5倍の甘さにした製品で、同量の砂糖と同じ甘さではでありません。
砂糖をつかったレシピでなにかを作る場合、同じ甘さにする分量が違うので、砂糖からの計算が面倒でした。
なので、砂糖と同じ甘さに調整された、羅漢果をつかった製品を使ったりもしました。砂糖と同じ重さで同じ甘さなので、料理に使う際に計算の面倒がないです。しかし、価格的に少し高かったため、なかなか使いこなせませんでした。
エリスリトールスイート5倍は、砂糖の300倍の甘さのステビアを、砂糖の70%の甘さのエリスリトールでうすめて、砂糖の5倍の甘さに調整されています。であれば、エリスリトール単品でさらに薄めれば砂糖と同じ甘さにできる。と、ふと気がつきました。
気づくのに半年位かかりましたが。。
エリスリトールスイートとエリスリトール単品の分量から価格を試算してみると、羅漢果を使った製品よりコストパフォーマンスが良好です。
糖質制限甘味料の材料
「エリスリトールスイート5倍」を用いたレシピです。
5倍のほかにも3倍、9倍の甘さに調整された製品があります。3倍、9倍の製品を用いた場合の分量も記載してあります。
食材
1 | エリスリトール | 65g |
2 | エリスリトールスイート(5倍) | 35g ※砂糖の5倍の甘さ。 |
エリスリトール3倍、9倍のレシピは以下です。
- エリスリトールスイート3倍を利用する場合
- エリスリトール … 60g
- エリスリトールスイート(3倍) … 40g
- エリスリトール スイート 9倍を利用する場合
- エリスリトール … 70g
- エリスリトールスイート(9倍) … 30g
分量について、詳しくはこちら。
道具
- キッチンはかり(秤)
- 「大さじ」や「カップ」など容量でなく、「重さ(グラム)」で調整するため、必要です。
糖質制限甘味料の作り方
1 材料の準備
「 1.エリスリトール」、 「2.エリスリトールスイート」を準備します。
2 両者を混ぜあわせる
「2.エリスリトールスイート」を計量します。
その後、そのまま「1.エリスリトール」を計量します。
合計100gになります。
3 完成
中身をよく混ぜ合わせると完成です。
大きな容器で一度にたくさん用意しておくと便利です。下の画像は500g。
エリスリトールは吸湿性が少なく、砂糖と違って固まりにくいですが、かき混ぜると細かいステビアの粉末が辺りに漂い、口や鼻が何となく甘くなります。蓋のついた、密閉容器で保存しましょう。
糖質制限甘味料のまとめ
エリスリトールは天然に存在する甘味料で、みそや日本酒、ワインなどに含まれています。
味は砂糖に似た自然な甘さであるため、料理との相性もよいです。とけるときの吸熱量が砂糖と比べて大きく、なめるとひんやり感があります。
ステビアも植物由来で自然の甘味料です。砂糖の300倍の強力な甘さをもつ、少し苦味がある甘味料です。
エリスリトールスイート5倍はステビアの量が多いため、舐めたときになんとなくステビアの苦味を感じます。それが、エリスリトール単体でうすめることにより、気にならなくなります。
個人差がありますので、人によってエリスリトールのひんやり感、ステビアの苦味が気になるかもしれません。甘味料をちゃんと溶かすとひんやり感は感じませんし、醤油と一緒につかうと苦味が気になりません。この甘味料を使った糖質制限のめんつゆはとても美味しいです。
砂糖そのものではないためまったく同じ味、使い勝手ではありません。
しかし、糖質制限で利用する砂糖代替の甘味料としては良いものであると思います。
「砂糖大さじ4」のレシピであれば、エリスリトールスイート5倍は「大さじ0.8」となってしまい、「大さじ0.2」を加減しないといけません。