調理時間:60分以上(1日程度)
牛乳は美味しく栄養が豊富なのですが、糖質が高いです。
100gあたり、
牛乳 たんぱく質:3.3g 脂質:3.8g 糖質:4.8g
(ビール たんぱく質:0.3g 脂質:0g 糖質:3.1g)
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
コップ1杯200mlの牛乳はほぼ200gですので、コップ1杯で糖質が10g。糖質制限ダイエットで避けられる「ビール」より多いです。
でもその牛乳から作られるチーズは、作る過程で糖質が取り除かれるので低糖質になります。しかも大好きな人が多い美味な食品。そんな中でもクリームチーズは、牛乳に生クリームを加えて脂質を強化して作られる、さらに糖質制限に向いたチーズで、クリーム状の性質は料理にも使いやすいです。



多用したいクリームチーズですが、せっかく自分達のお腹に入れるものなので、厳選した牛乳を使い、生クリームの代わりに厳選したオイルを使い、作ってしまいましょう。
今回のレシピではエネルギーになりやすいMCTオイルでクリームをつくり、カロチンやオメガ3、共役リノール酸が豊富なグラスフェッド牛乳を使いましたが、牛乳、オイルはお好みで構いません。
発酵させて作るので乳酸菌やビフィズス菌もいっぱい、免疫力向上も期待です!
クリームチーズの材料
食材
出来上がりのチーズの重量が400gくらい。
1 | 牛乳 | 750ml ※MCTクリームで使う50mlと合わせて800ml使います。 |
2 | ヨーグルト | 大さじ3(50ml程度) ※お好みの市販のヨーグルトを。 |
3 | MCTクリーム | |
MCTオイル | 100ml ※お好みのオイルでも作れます。 | |
豆乳 | 50ml | |
牛乳 | 50ml | |
4 | 塩 | 2~5g ※クリームチーズの重量の0.5~1%。 そのまま食べる場合は1%、お菓子などに使う場合は0.5%。 |
牛乳は「濃いめ」の牛乳がおすすめです。
グラスフェッド牛乳には「ピュアグラスフェッド(飼料の100%が牧草)」も、
「なるべくグラスフェッド」もあります。今回は↓の「有機JASジャージー牛乳」牛乳を使いました。
道具
- キッチン秤
- 温度計
- ヨーグルトメーカー
- 簡単にヨーグルトがつくれます。安いものなら1000円台から。タニタの製品はその他色々、低温調理にも使えて便利。
- ハンドブレンダー
- 泡立て器でも。ブレンダーくらいのパワーがあると、オイルと豆乳がすぐきれいに乳化します。
クリームチーズの作り方
1 材料の準備
材料を準備します。

MCTオイルを使いますが、その他お好みの健康志向のオイルを使っても作れます。

牛乳、ヨーグルトも同様です。
2 MCTオイルクリームを作る
「3 MCTクリーム」を作ります。
- MCTオイル … 100ml
- 豆乳 … 50ml
- 牛乳 … 50ml
それぞれを計量して、容器で合わせます。


ブレンダーでオイル、豆乳、牛乳を混ぜます。乳化して、生クリーム上になります。

3 加熱し、冷ます
「1 牛乳 750ml」とMCTクリームをあわせ鍋に入れ、よく混ぜます。よく混ざったら火にかけて牛乳の温度が85℃になるまで温めます。
「2 ヨーグルト」はまだ入れません。

弱火でゆっくりと、かき混ぜながら加熱します。

15分かけて85℃にするような程度、気持ちでゆっくりと均一に弱火で温めます。
強火で温めると鍋底に焦げ付いたり、ダマができたりします。
85℃になったら火をとめ、

蓋をして冷まします。

時間がなかったり、せっかちな人は水につけて急冷しても結構です。

牛乳を温めることでたんぱく質の粒が大きくなり、発酵時(ヨーグルト)に固まりやすくなります。
4 発酵させる
手で触ってずっと平気で持っていられる程度の温度(45℃)になったら、
「2 ヨーグルト 大さじ3」を発酵容器にいれ、少量(100ml)の冷ました牛乳で溶きます。


よくかき混ざって均一になったら残りの牛乳をいれて、よく混ぜます。

ヨーグルトメーカーにセット。42℃で8時間。

ヨーグルトメーカーが細かく設定できない場合、通常のヨーグルトが作れるならばその設定で大丈夫です。
8時間後。しっかり固まり、うまくヨーグルトになりました。
