調理時間:30分
クリームチーズ、たらこを和えた、クリーミーで味わい深い一品。
クリームチーズのコクと酸味、たらこの塩味というか出汁、旨味が一体になって、なんとも美味しいです。
料理に味付けとして使ったりしますが、それよりも小皿に出して、ちみちみ、とつまんで舐める事が多いです。お酒泥棒です。
クリームチーズもたらこも低糖質で、脂質が多い食材。量は食べないものでも低糖質だと、糖質制限をしていると、気分がよいです。
もちろん料理にも使えます、野菜スティックにつけたり、ちくわに詰めたりも美味しい。
たらこは生のままで使わず、火を通します。冷蔵ですぐ悪くなることはないですが、清潔な容器に、カビが生えないように保存してください。
たらこクリームチーズの材料
食材
- クリームチーズ … 200g
- たらこ … 100g
- 日本酒 … 100ml(1/2カップ)
- レモン … 1/2個
道具
- 特になし
たらこクリームチーズの作り方
1 材料の準備
材料を準備します。
2 たらこを日本酒に漬ける
「2. たらこ」の皮の部分は、クリームチーズの中に入るとなんとなく食感が悪いので、取り除きます。タラの卵だけの状態にします。
そして、タッパーなどに「3. 日本酒」を入れ、たらこと合わせて、30分ほど置きます。
火を入れる前に、たらこからしっかり酒に味を出して、後から入れるクリームチーズに移します。
アルコールを沸かす時に臭みも飛ばせます。
3 たらこと日本酒を火にかける
たらこと日本酒をフライパンに入れ、火を入れます。日本酒が沸いてたらこが白くなり、十分火が通った程度が目安です。
火を止めて、レモンを絞り入れます。種は取り除いてください。
4 火を止め、クリームチーズを合わせる
まだ温かいフライパンに、「1. クリームチーズ」を入れます。最初は混ざりづらいですが、根気よく、クリームチーズを潰すように、たらこと日本酒と一体にしてください。
5 完成
清潔にしたタッパー、瓶などの容器に入れて、完成です。
たらこクリームチーズのまとめ
たらこはタラの卵で、正確には卵がタラのお腹の中にあるときの卵巣のことです。
一般的には、塩漬けになり味のついたものを「たらこ」と呼ぶのが、しっくりきますよね。
そして、明太子。明太子は福岡でのたらこの呼び名だそう。明太子は「辛いたらこ」のイメージがありますが、辛い明太子は「辛子明太子」で、辛くない明太子は「たらこ」。
辛いものは「明太子」で、辛くないものが「たらこ」のイメージにも地域差がありそうですね。自分の地元では「たらこ」を「もみじこ(紅葉子)」と呼び、「明太子」と言われると辛いイメージです。
そして、クリームチーズ。生クリームを乳酸発酵させて作る、熟成させない水分量の多いチーズです。乳酸の酸味、乳脂肪分やタンパク質のコクが美味しいです。
この酸味や、主たるタンパク質のカゼインは、たらこなどの生臭さをマスキングする効果があります。
たらこは製品によってはなんとなく生臭く、気になる人はNGでしょう。生臭みの成分「トリメチルアミン」を、酸やカゼインが抑えてくれます。
たとえば、ワインは生臭いものに合わないことが多いですが、たらこも合わせるとなんとも生臭いです。
たらことクリームチーズ、両者をあわせた今回のレシピでたべると、白や泡はバッチリ、赤ワインでも大丈夫です。
是非試してみてください。