調理時間 10分
老虎菜・ ラオフーツァイは、中華料理、中国東北地方の冷菜。パクチーをメインに、唐辛子、きゅうりを油で和え、味をつけたサラダです。
初めて食べたのは中華料理屋で飲んだ時。メニューに「老虎菜・パクチーの冷菜(辛)」と記載がされていました。パクチーはもちろん、辛いものも好きだったので惹かれ、注文。
油でピカピカと輝くパクチーの葉や、細長く切りそろえられたきゅうりと唐辛子が、立体的に盛り付けられていました。独特なパクチーの香りと、香ばしいごま油の食欲をそそる香りがふんわり漂い、よく冷えています。唐辛子の強い辛味、きゅうりのバリバリっとした食感が印象的で、とっても満足しました。
たっぷり絡めた油でエネルギーをしっかり補充できます。野菜中心ですが食材のクセ、油のコク、中華風の味付けで、味にインパクトもあります。 飽きが来なくて、糖質制限に向いたサラダでは。
以来、大のお気に入りで、真似をしてつくっています。
老虎菜(ラオフーツァイ)の材料
食材
たっぷり2人分です。
- パクチー … 5株 ※サイズが結構バラバラですので、調整してください。
- きゅうり … 2本
- 青唐辛子 … 2本 ※辛味が苦手であれば、ピーマン1個でも美味しいです。
- にんにく … 1片
- 油 ※油の種類はお好みで。でも、ごま油がないと味にパンチがなくなります。
- ごま油 … 大さじ1
- MCTオイル … 大さじ1
- 昆布茶粉末 … 小さじ1
道具
- サラダスピナー
- 野菜をしっかり水切りをすると、仕上がりが違います。
老虎菜(ラオフーツァイ)の作り方
1 材料の準備
材料を準備します。

「1. パクチー」はせっかくの香りを大事に、さっと洗い流します。ついている土をさっと流すように。また、根の部分がついているので、落とします。

「2. きゅうり」は両端を落とし縦に半分に割ります。そして、中のこの部分、


種の部分をスプーンを使ってえぐり取ります。この部分は水分が多くて出来上がりが水っぽくなってしまいます。また、食感も軟弱で悪いので、パリッとした食感を大事にするためでもあります。
「3. 青唐辛子」は頭を落とし縦に半分にして、種を取り除きます。「4. にんにく」は皮、薄皮を剥き、根元を落としておきます。

2 野菜をカット
野菜の大きさを揃えます。均一に混ざりますし、箸でつまみやすいです。そして何より見た目がきれいに仕上がるので美味しそうです。

パクチーはマッチ位の長さに手でちぎります。葉っぱの部分もありますが、大体長さを揃えます。
きゅうりはパクチーをちぎった長さに合わせ、斜め切りにします。厚みもパクチーの茎に合わせるような感じで切ってください。
青唐辛子、これもパクチー、きゅうりのサイズに合わせて斜め切りにします。
几帳面にやる必要はないので、「大体大きさを揃えよう。」と、心に思う程度です。
3 野菜の水切り
サラダスピナーで水切りします。 サラダ、生野菜はこれをちゃんとすると、美味しいです。


やるとやらないとでは全然違います。水分が残っていると味をつけても薄まってしまいますし、野菜同士が張り付き、ボリュームも少なく、見た目もイマイチ。
サラダスピナーで水切りをしっかりすることにより、味のノリ、仕上がりが違います。
サラダスピナーでしっかり水切りしたときの「バサッ」としたボリューム感は、見た目もよく、味のノリが違って、サラダが美味しくなります。

サラダスピナーがなかったら、ザルでしっかり水気を切ってください。
ビニール袋に、キッチンペーパーと野菜を一緒に入れてよく振ると、サラダスピナーを代用できます。
4 油、にんにくを混ぜ合わせ、野菜に和える
水切りしたパクチー達をボールに移し、「4. にんにく」をすり入れます。「5. 油」のMCTオイル、ごま油も投入します。

全体をしっかり絡めます。味付けはせずに油で野菜をコーティングします。
この段階でラップをして冷蔵庫で冷やすと、よく冷えた冷菜になります。
夏は冷たいとすごく美味しいです。
5 昆布茶の粉末を振り掛け、混ぜ合わせる
「6. 昆布茶粉末」だけの味付けになります。食べる直前に加えて、よく混ぜます。
食べる直前、食卓にだす際に味をつけます。
味をつけた後にしばらく置いてしまうと、昆布茶の塩気で野菜から水分が出てしまいます。水っぽく、食感もしんなりし、お皿の底に水分が溜まります。
5 完成
器に盛り付け、完成です。

老虎菜(ラオフーツァイ)のまとめ
野菜に限らず、パクチーなど癖の強い食材が好きですが、パクチーメインの料理は経験がありませんでした。そんな時に食べたこの料理は、とても印象に残りました。
使っている食材が「青い香り」が漂う野菜で、新鮮さ、爽やかさを感じます。だからか、冷蔵庫でよく冷やして食べると美味しく、夏向きの1品でもあります。
お好みで癖の強い野菜、葱や茗荷、かいわれ大根などに変更、追加してもまた変わった刺激があり、楽しめます。
お酒のおつまみにもぴったりで、ハイボールなどの炭酸系と抜群に高相性ですよ!
我が家ではかなりの登場頻度。しつこく、何度も作っています。