調理時間:30分
油揚げでチーズを包んで巾着にし、あっさり味付けした煮物です。
チーズはモッツァレラチーズを使います。モッツァレラの乳っぽい味が、さっぱりと味付けする出汁に溶け込み、ほんのりクリーミー。その汁を油揚げがたっぷり吸い、中には溶けたチーズが。。
さっぱりとしたうす口めんつゆの甘さ控えめな味が、チーズによく合います。
油揚げもチーズも低糖質な食材で、うす口めんつゆも糖質制限対応。ダイエットでも食事療法でも、低糖質高たんぱくな栄養補給ができます。
巾着チーズの煮物の材料
食材
1 | モッツアレラチーズ | 1個(100g程度) ※とろけるチーズなど溶けるチーズ100gでも可。 |
2 | 油揚げ | 3枚 |
3 | にんにく | 1かけ |
4 | 煮汁 | |
水 | 300ml(1.5カップ) | |
日本酒 | 100ml(0.5カップ) ※糖質0の日本酒をつかってください。 | |
うす口めんつゆ | 大さじ3 ※3倍濃縮相当のうすくち醤油でつくった低糖質めんつゆ。 | |
塩 | 小さじ0.5 | |
5 | こしょう | 少々 |
6 | オリーブオイル | 少々 ※ちょっと良い目のエクストラヴァージンオイルを振りかけると美味しい。 |
糖質制限対応の調味料をつかっています。
道具
- つまようじ6本
- 油揚げの巾着を閉じるのに使用します。
チーズ巾着の煮物の作り方
1 材料の準備
食材を準備します。
2 油揚げの油抜き
「2 油揚げ」1枚を半分にして、3枚の油揚げを6枚にします。
お湯を沸かします。お湯が沸いたら油揚げを全部入れ、2分茹でます。入れたそのままだと浮いているので、途中で沈めたり、裏返したりしてください。
しっかり茹でて油抜きをすることで油臭さが抜け、出来上がりの煮汁がすっきり美味しくなります。
ザルに上げて、水で冷やします。
冷えたら手にとって押さえるようにして絞り、水気をよく抜きます。
出汁が薄まらないようにしっかり水気を切りましょう。
3 巾着を作る
「1 モッツアレラチーズ」を半分に切り、半分を3等分にカットします。
つまようじを用意しておきます。
油抜きをした油揚げの口を広げて、6等分したモッツアレラチーズの1片を油揚げの中に入れます。
つまようじを使って端から蛇腹に油揚げの口を閉じて、巾着にします。
6個すべて巾着にしました。
4 巾着を煮る
「3 にんにく」はすりおろしておきます。
「4 煮汁」をすべて鍋に入れ、沸かします。
沸いたらすりおろしたにんにく、巾着チーズを入れ、弱火にします。
そのままチーズが溶けるまで弱火でゆっくり煮ます。大体5分くらいでとろけます。
油抜きのときと同じく浮かんでいるので、沈めたり裏返したりしながら静かに煮ます。
モッツアレラチーズは水分(牛乳分)が多く、茹でていると白濁してきます。とろけるチーズだと白濁しません。
5 完成
器に盛り付けて完成です。
お好みですが「5 こしょう」「6 オリーブオイル」をかけると少し洋風になり、白ワインによく合います。。
モッツアレラチーズの乳っぽい旨味がでた煮汁が、油揚げによくしみて美味しいです。
つまようじ、には気をつけてください!!
チーズ巾着の煮物のまとめ
チーズは牛乳などの乳から水分を減らして固形分を凝集し、保存性を高めたもの。乳から取り除かれる水分が乳清(ホエー)です。
チーズの原料となる牛乳の100g中の糖質は4.8gで、コップ1杯200ml飲んだとして約10g。例えば無調整の豆乳の糖質が100g中2.9gなので、牛乳はすこし糖質が高いです。飲み物だとある程度量を飲むことが多いので、要注意ですね。
しかし牛乳の糖質は乳清に溶け込んでいます。なので乳清を取り除くチーズは糖質が少なくなります。
取り除かれる乳清が多ければ多いほど、水分が少なくて硬いチーズほど糖質が少く、例えばチェダーチーズ、パルメザンチーズ100g中の糖質は、それぞれ1.4g、1.9gです。
反面チーズの中でも比較的糖質が多めなのが、柔らかくて水分量が多いチーズ、今回使っているモッツァレラチーズやリコッタチーズ、マスカルポーネチーズなど。
今回使っているのはモッツァレラチーズですが、それでも100g中の糖質量は4.2gで十分な低糖質。たんぱく質18.4g、脂質19.9gなので、十分な「低糖質、高たんぱく、高脂質」食材です。
モッツァレラに限らず、何気に醤油や味噌など和の調味料にも相性の良いチーズ。普段の料理にも使いやすく、糖質制限な食生活で大いに使っていきたい食材、です。