アンチョビキャベツ、どこか親しみやすい旨味と香り

おかず

調理時間:20分

バルで定番、アンチョビの塩気と旨みが美味しい、アンチョビとキャベツを炒めた一品。

単純にキャベツ炒めにアンチョビで味を付けたもの、でしょうか。メイン材料はキャベツ、アンチョビと糖質の多い具材がないので、低糖質。糖質制限ダイエット向きです。

キャベツは、低温でじっくりと炒めます。にんにくからじっくり香りをだして、味付けはアンチョビと塩のみ。単純な料理ですが、アンチョビの動物性のコクと香りで、ただの野菜炒めではないな感を連れてきます。

鷹の爪のピリッとした辛さ、香りが良いアクセントで、お酒が進みます。

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アンチョビキャベツの材料

食材

出来上がりの分量

2~3人前。

  1. キャベツ … 300g ※1/4玉程度。
  2. アンチョビフィレ … 3枚 ※塩で味を決めるので、2~5本程度。
  3. にんにく … 1かけ
  4. 鷹の爪 … 1本 ※お好みで。
  5. 日本酒 … 大さじ1 ※糖質0の日本酒で。
  6. 塩 … 少々

アンチョビフィレの塩気が一定ではないため、少なめにして塩で味を調整します。

アンチョビをもっと多めに入れると風味がさらに強くなって美味しいですが、塩気に注意。

道具

  • 特になし
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アンチョビキャベツの作り方

1 材料の準備

材料を準備します。

アンチョビフィレ、平べったい缶に入っている場合は注意してください。

アンチョビフィレに限らず、缶詰には注意してください。 缶の蓋で盛大に手を切ったことがあります。たまに雑にすごく固い蓋があったりしませんか?

2 材料をカットする

「1. キャベツ」をカットします。箸でつまんで食べやすいようにあまり細かくせず、

500円玉より一回り大きい程度に。

「3. にんにく」は薄切りに、「4. 鷹の爪」は少し大きめに。

アンチョビフィレは荒めのみじん切りにして、「5. 日本酒」で溶いておきます。キャベツを炒める際に塩気が全体にまわりやすくなります。

3 キャベツを炒める

キャベツは回鍋肉でやったのと同様、しゃっきり失敗のない弱火炒めで。フライパンに油をひき、キャベツを絡めて弱火で炒めます。

1分毎にザッとかき混ぜながら、10分です。

10分経ったら、大分かさが減っていると思います。ボールなどに上げて、フライパンを空けます。

4 全体を炒める

空けたフライパンに油を引き、にんにくと鷹の爪を、弱火でじっくり炒めます。

両方の良い香りがして、にんにくがきつね色になってきたら、

中火にして、アンチョビを日本酒ごと投入します。

油、にんにく、鷹の爪、アンチョビを10秒ほど炒めたら、キャベツを投入。全体をよく絡めます。

絡んだら、最後の仕上げで10秒程度、最も強火にして全体を炒めます。

魚を焼いたような、香ばしい香りが立ちます。

火を止めキャベツの破片で味見してみて、塩気が足らないようならば、塩で味を調整してください。

おかずならば少し薄味、おつまみならば気持ち強めに塩味をつけるとよいでしょう。

5 完成

お皿に盛り付け、完成です。

熱々でも、冷めても美味しい。

低温炒めだと汁気があまり出ず、安定して仕上がります。

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アンチョビキャベツのまとめ

「アンチョビ」とは「カタクチイワシ」のことで、 瓶や缶にフィレとして身をおろしたものが入っているのは、アンチョビを塩漬けして発酵させたもの。

イワシを発酵させて作るので、タンパク質が分解されたアミノ酸でうまみが濃いです。塩気がたっぷりなのですが、塩気の代わりに使うと、ちょっとした料理が別物になります。

オリーブオイル、ニンニク、コショウと合わせると、なんでもイタリア、スペインっぽくなる気がしますね。火が通ったときの香りが、独特なような、でもイワシを焼いた日本の食卓のみたく、近いような。イタリア料理、スペイン料理が美味しいのはもちろん親しみやすいのは、日本となんとなく距離感がちかいからでしょうか。

このアンチョビキャベツ、一晩おいたものを冷めたままたべてもおいしいです。お店で初めて食べたときはスキレットでジュージュー音を立てて出てきたのですが、別のお店ではくたっとなった冷たいのでした。なので、冷蔵庫で保存して翌日というのも試してみてください。

コショウ、クミンを振ったり、オリーブオイルをかけたり、日本酒の代わりに白ワインを使ったり、レモンを絞ったり。単純なので、味変もいろいろ楽しめます。