調理時間:40分
アマレッティと似たようなレシピですが、指のようなイタリアの焼き菓子、フィンガービスケット(ビスコッティ・サヴォイアルディ)。
とても軽くて少し脆く、よく水分を吸います。ティラミスの中に敷いてある生地の部分がこのフィンガービスケットで、エスプレッソをたっぷり吸わせてクリームの中に敷き詰めます。
ティラミスを作ってもよいですが、そのまま食べてもさっくり軽くておいしいです。
もちろん糖質制限対応、小麦粉の代わりに低糖質なアーモンドパウダーを使った低糖質バージョンです。
フィンガービスケットの材料
食材
100g程度、6~7cmで40本程度になります。
1 | アーモンドパウダー | 60g |
2 | 難消化性デキストリン | 10g |
3 | 卵黄 | 卵2個分 |
4 | 難消化性デキストリン | 10g |
5 | 卵白 | 卵2個分 |
6 | 甘味料(砂糖の5倍の甘さ) | 10g ※糖質制限対応の甘味料で使う、砂糖の5倍の甘さの甘味料を使用します。 |
7 | ベーキングパウダー | 2g |
お菓子はたくさん砂糖を使います。代わりに砂糖と同じ甘さの糖質制限甘味料を同じだけ使えばよいのですが、
主力のエリスリトールは溶けにくく、水分が少ない材料に利用すると溶けないことがあります。
だから強力に甘いステビア(砂糖の甘さの200倍とか)を混ぜ込んだ甘味料、
をつかって甘さを維持したまま溶けにくいエリスリトールの使用量を減らします。でもそうするとお菓子のレシピから砂糖の粉分が大幅に減るので、思った仕上がりになりません。
そこで水溶性食物繊維の難消化性デキストリンを、減らした甘味料分の増量剤として使うと、思った仕上がりになることが多いです。
道具
- ハンドミキサー
- 絞り袋、口金(径1cm程度)
フィンガービスケットの作り方
1 材料の準備
食材を準備します。

2 卵黄、卵白をかき混ぜる
卵2個から「3 卵黄 2個」と「5 卵白 2個」を分け、別々の容器にいれます

卵黄の容器に「4 難消化性デキストリン 10g」を入れ、均一になるまでしっかりかき混ぜます。


卵白の容器に「甘味料」「ベーキングパウダー」を入れます。

メレンゲを作ります。ハンドミキサーでしっかり角が立つ程度までかき混ぜます。


3 生地を作る
「1 アーモンドパウダー 60g」「2 難消化性デキストリン 10g」を混ぜ合わせて均一にしておきます。


卵黄を混ぜ合わせた容器にメレンゲの1/3を入れ、均一になるまでよくかき混ぜます。


均一にかき混ぜたら、メレンゲの残り2/3を入れ、さっくり切るように均一にします。かき混ぜないで、底からさらえたり、縦に切ったりしながら、ささっと。


アーモンドパウダーの粉を振り入れ、同じくさっくり切るように均一にします。
かき混ぜないで、底からさらえたり、縦に切ったりしながら、ささっと。


ぐるぐるしっかりかき混ぜるとメレンゲが潰れ、焼き上がりがふっくらしません。
4 オーブンで焼く
まず、オーブンを170℃に予熱します。
絞り袋と1cm径程度の口金を用意します。

口金をセットした絞り袋に生地を入れます。

クッキングシートを敷いたオーブンの天板に絞り袋で、太い親指くらいの太さをイメージして、6~7cm程度の長さに絞ります。
レシピの分量では天板2段になるとおもいます。

予熱したオーブンで170℃10分焼きます。

10分後、焼き上がったらオーブンの中で扉を開けずにそのまま10分、冷まします。
5 完成
10分たったらオーブンから取り出し、完成です。

軽くひっつき気味ですが、きれいに取れると思います。

フィンガービスケットのまとめ
クラウドブレッドでスポンジを作って低糖質ティラミスを作ったのですが、なんとなくスポンジの部分の食感が気に食わなかったです。
いろいろ調べると、本場ではスポンジではなくフィンガービスケット(ビスコッティ・サヴォイアルディ)を使うとのこと。
それでフィンガービスケットを作ってみました。本物は小麦粉を使いますが、アーモンドパウダーをつかってもさっくり軽い、似たような感じに仕上がりました。
ティラミスを作ってみると、なるほどしっかり美味しい本場の味??になったような気がします。