よく聞き、よく目にするようになった糖質制限。
広告やテレビ、雑誌でもよく取り上げられています。
そもそも糖質制限とは何なのか、何をするのか、何が良いのか???
自分は糖質制限をダイエット目的ではじめました。糖質制限は食事の内容を制限しますので、日々低糖質な料理をつくって、糖質制限を実践しています。
いろいろ情報を集めて勉強して、実践しているのですが、わからないことがいっぱいあります。
そんな糖質制限について、自分がわかっていることから、簡単にまとめてみました。
糖質制限とは?

糖質制限とは、糖質を制限すること。
糖質をなるべく食べない
ようにすること、です。
そして、制限するのは糖質だけ。大雑把に言うと、その他は食べ放題。食べる量は制限しません。
自分もそうでしたが、それだけで体重が落ちていき、ダイエットになってしまいます。
肥満や糖尿病の食事療法でもある糖質制限ですが、ダイエットとして、とても続けやすいです。その理由は、効果が高い、のははもちろんなのですが、
食事量の制限がない
食べられる物の選択肢が多い
からだと考えられます。既存のダイエットとくらべて、特に精神的に、とても負担が少ないのです。
人気がある理由ではないでしょうか。
そして、昨今糖質制限ダイエットの流行が続いているのは、試した人のうち多くの人に効果があったから。だから口コミで広がっているのでしょう。
自分もそうです。
糖質とはなに?

では、糖質制限で制限する「糖質」とは何でしょうか。
糖質とは、人間が消化できる炭水化物のことです。炭水化物は、食物繊維と糖質のことで、食物繊維は、人間が消化できない炭水化物です。
炭水化物 = 糖質 + 食物繊維
- 糖質 : 人間が消化できる
- 食物繊維 : 人間が消化できない
具体的な糖質には、砂糖や、米や小麦、いもに含まれるデンプンがあります。
これらが胃腸で消化され、ブドウ糖になって血液に取り込まれます。
炭水化物のイメージは、糖が組み合わさったもの、です。そして、たくさんの糖が複雑に組み合って人間が消化できないものが食物繊維。炭水化物のうち、消化できるものが糖質です。
糖質制限では、人間が消化してブドウ糖にできる炭水化物を制限するわけです。
糖質を制限すると?

糖質は、脂肪として蓄えられやすいです。
そして大抵の場合、太る、とはたくさんの脂肪がつくということです。ですので、
糖質は太りやすい
性質をもっています。 それでは、なにと比較して太りやすいのでしょうか。
糖質は三大栄養素の1つで、その他の2つは、たんぱく質、脂質です。三大栄養素は活動エネルギーとなったり、体を作ったり、動物の生命維持に重要な役割を果たしています。
その三大栄養素で、
糖質は、たんぱく質、脂質と比べて太りやすい栄養素
なのです。その糖質をなるべく減らして、たんぱく質、脂質を中心にたべる。ダイエットとしての糖質制限は、食べる量は減らさず、太りやすい糖質の代わりに他の栄養素を食べる、ということです。
太りやすいものを食べず、太りにくいものを食べる。だから痩せる。
わかりやすい理屈です。
糖質を制限しても大丈夫?

三大栄養素の一つ糖質を制限することで、体に害はないのでしょうか。
そもそも糖質は、人間が活動するエネルギーになります。
糖質は消化されて、主にブドウ糖になる
のですが、筋肉や脳などの細胞にとりこまれて、それぞれが活動するエネルギーになります。
体の細胞の多くは、ブドウ糖以外もエネルギーにできます。
しかし、酸素を身体中に運び、二酸化炭素を排出する役割の赤血球は、ブドウ糖しかエネルギーに出来ません。赤血球は生きていくのに必要ですので、人間が生きていくためには、
ブドウ糖は必須
なものです。
しかし、そんなブドウ糖の元となっている糖質ですが、制限しても体に問題がないのです。
なぜならば人間は、たんぱく質や脂質を原料にして、
体内で必要なブドウ糖を作ることができる
からです。
ですから、糖質を大幅に制限しても代わりにたんぱく質や脂質が十分に取れていれば、体に必要なブドウ糖は維持され、問題がないのです。
そもそも、糖質をほとんど食べない肉食動物がそうですね。
たんぱく質や脂質は必ず取らなくてはいけません。エネルギーであるだけでなく、細胞やホルモンを作ったり、血や肉、骨をつくったり、エネルギー以外でも利用する必要があるからです。
体内に取り込まれた糖質、ブドウ糖は、体を動かすエネルギーとして使われるのですが、余った糖質は、いざ、というときのために脂肪となります。体を動かす必要がない場合は、
多くの糖質が脂肪になって蓄えられる
わけです。
このような性質から、糖質は太りやすい、脂肪として蓄えられやすい栄養素なのです。
いざ、というときなどなかなか無い現代の日常では、わざわざ、 たんぱく質や脂質から作られて替えが効く
糖質を食べると言う行為は、脂肪を蓄えること
にすごく近いことではないでしょうか。
そして、日常の運動量が少なければ少ないほど、その傾向が強いことになります。